横田基地からのPFAS流出に関するお問い合わせについて

平素より田村酒造をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。この度、横田基地からのPFAS(有機フッ素化合物)流出に関するお問い合わせをいただきました。当酒蔵では、以下の理由から、製造する日本酒にPFASが混入する可能性はないことをお知らせいたします。

1. 市の水質検査に基づく安全性の確認

市が2023年度に行った地下水調査結果では、調査対象となった10地点すべてでPFOSおよびPFOAの濃度が国の暫定指針値(50ng/L)を大幅に下回っていることが確認されました。田村酒造で使用している水源の周辺地点も含まれており、安全性が科学的に証明されています。

2. 地理的条件と地域の水流特性による安全性の保証

防衛省の発表によれば、PFASが流出したとされる横田基地の排水溝は、横田飛行場の南西部に位置しており、田村酒造からは南方向に約数キロ離れています。さらに、この地域では地形と海抜の特性上、水は全て北から南に向かって流れることが確認されています。これは地下水のみならず、地表の水流全体にも当てはまります。そのため、田村酒造で使用する秩父・奥多摩エリアから供給される伏流水は、横田基地南部の排水溝とは水系が完全に分離されており、影響を受けることはありません。

3. 流出した水の管理状況

防衛省の報告によると、横田基地内で流出したPFASを含む水は消火訓練エリアから発生したもので、貯水池に回収され適切に処分されています。また、地理的な隔離に加え、市の水質検査結果も問題がないことを裏付けています。

4. 当酒蔵の取り組みについて

田村酒造では、外部要因からの影響を防ぐだけでなく、独自の厳しい品質管理基準を設けています。水質に関しては定期的な検査を実施し、問題が発生しないことを確認しております。こうした取り組みにより、常に高い品質を維持し、お客様に安全で美味しい日本酒をお届けすることをお約束いたします。


これらの理由から、田村酒造が製造する日本酒にはPFASが混入する可能性はございません。お客様に安心してお楽しみいただけるよう、今後とも厳格な水質管理を徹底してまいります。

今後ともお客様に信頼いただける酒造りを追求し、さらなる品質向上を目指してまいります。末永くご愛顧いただければ幸いです。

田村酒造場
蔵元 田村半十郎

詳しい調査結果はこちらからご覧いただけます。                                            令和5年度 市内地下水等におけるPFAS(有機フッ素化合物)の調査結果について